経絡治療
日本の伝統鍼灸の一つで、脈診・腹診・舌診・問診を行い五臓六腑の状態、気血津液の流れ、冷えや熱の状態を判断し鍼灸治療を行っていきます。経絡治療の特徴として、通常鍼灸治療で使われる鍼より細い鍼で皮膚表面に浅く刺しほとんど痛みを感じません。まずは仰向けでお腹と手足に鍼を刺したままくつろいでいただき、うつ伏せになって背部へ鍼を行います。その後、温かく感じる程度のお灸を行います。
ここまでの治療でぐっすり寝られる方が8割程度、初めての方でも半分ぐらいの方が寝てしまいます。
経絡治療は副交感神経を優位にし、身体が回復しようという状態になり眠くなりやすいのです。経絡治療は目に見えない五臓六腑や気血津液のバランスを整えることで、頭痛や内臓疾患、頻尿、むくみ、皮膚の悩み、免疫力の向上や自律神経失調など、普段薬などで症状を抑えたり対処療法を行っている悩みに対して根本治療を行ってまいります。
現代鍼灸治療
経絡治療をした後に、筋肉のハリや痛みを取るために筋肉や腱などに対して鍼灸治療をおこなっていきます。部分治療はこちらの鍼灸治療が中心となります。経絡治療より深い所へ鍼を刺していき筋肉へ直接刺激を行っていきます。鍼の太さは経絡治療で使っている同じ太さのものから、部位によって少し太いものを刺していきますが、あまり痛みを感じない太さに配慮をして選んでいきます。
鍼特有の「響き」と言われるズンとした痛みの様なものが好きな方や嫌いな方がいらっしゃると思います。また鍼に電気を流すなど様々な治療法で行っていきますので、患者様に合わせた治療と恐怖心のある方には配慮をして行いますのでご安心ください。
骨格矯正
痛みの原因は様々ですが、筋肉のハリを取っても関節の小さなズレによって痛みが出ている場合もあります。骨盤の矯正から大きな関節のズレを優しい矯正方法で戻していきます。
こちらの治療方法は必要と判断した場合に鍼灸治療の補助として行っておりますので、すべての方に行うわけではありません。
骨格の歪みは、知らない間にズレてしまっている場合もあり長い期間歪んだままにしておくと、矯正を行ってもまた歪んだ状態に戻ってしまうことがあります。当院では鍼による施術と併用して行いますので、短期間で正しい状態を保てるようになりやすいよう、筋肉を緩めるなどアプローチをしてまいります。追加料金などはありません。
吸角療法
カッピングなどとも言われますが、競泳のマイケル・フレッド・フェルプス選手が好んで施術を受けており、身体に丸い内出血の後をつけて有名になりました。
吸角療法は元々中国で竹や陶器の筒を使って行われていた治療法になります。カッピングの多くはガラス球に吸引機をつけて吸引力を高くするものが多くフェルプス選手の様な「あざ」が出来てしまいます。当院で行う吸角療法は竹や陶器に熱を入れ、温度差による吸引を行います。基本は「あざ」が出来ない間歇法というやり方で行います。「あざ」の出来る留置法を行う場合は事前にお伝えするのでご安心ください。
スポーツ選手や筋肉の張りが強い男性、またアトピー性皮膚炎の方に多く使う場合があります。
こちらの施術方法も必要な場合に適宜おこなっております。
美容鍼
テレビなどで話題の美容鍼メニューもご用意しています。顔に何十本も鍼を打たれているものを想像されるかもしれませんが、当院の美容鍼は顔と頭皮へ数本、その他顔へ散鍼と呼ばれる刺さない施術をおこないます。
内臓が荒れると肌も荒れるということは皆さん体感されているかと思います。美容も同じで身体の内面を整えると肌も整っていきます。そのため、当院では上記の全身コースのオプションとして、顔への施術を行い、全身コースと同時に美容鍼を行っております。
気になるほうれい線を目立たなくしたり、リフトアップ効果や化粧のりをよくする効果を実感される方が多くいらっしゃいます。
美容鍼は本来エステと同様、治療の様に「治る」ものではなく、継続的に施術を受けることで肌の良い調子を「維持」させるものですが、全身コースと一緒に行うことで効果が長く続くものと考えております。